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文部科学省
先導的教育情報化推進プログラム参画
文部科学省 平成19 年度 先導的教育情報化推進プログラム
「ICT の活用による長期欠席の児童生徒に対する支援プロジェクト」 に弊社がプロジェクトメンバーとして参画致しました。
大阪、横浜、沖縄、福島などの教育現場でSNSを活用した活動を行い、特に東日本大震災の際には第2の連絡手段として医療機関や教育機関、親御様との近況確認に有用であったというお言葉を頂きました。
プロジェクトの概要
長期欠席の児童生徒の数は、約19万人(病期が理由により、長期欠席を余儀 なくされている児童生徒の数は約5万人)にものぼります。
[学校基本調査 -平成1 8年度-初等中等教育機関 専修学校・各種学校編 統計表一覧 より]
長期欠席の児童生徒は、特別支援学校、分校、分教室、自宅、小中学校の院 内学級(特別支援学級)という場に分散して存在しており、それぞれの場所に 通学(自宅または病院から)しています。子どもたちを教える教員は、院内学級 などで教壇から、また、病院や自宅などを訪問し、ベッドサイドでの指導など を行っています。
このような事から
・年度ごとに教員が変わるため児童生徒への伝達事項が不十分
・特別支援学校(病弱)は1県に1校の配置としている自治体が多く単独の自治体だけで専門性を高める研修やインフラ整備は困難である
・児童生徒は常に病気に対しての不安や復帰への不安を持っている。
・児童生徒が集団で学んだり、交流する機会が持ちにくい
そのため将来的に院内教室の担当教員が、児童生徒に対する配慮事項や心のケアに ついて情報や指導方法について学ぶためのナレッジデータベースが必要でありそれを 実現するインフラや交流、学習のためのプラットフォームが必要であると考えます。
よって
・医療機器に対して安全性が確認された無線インフラを構築する
・このインフラを活用し事前登録制・非公開型プラットフォーム(SNS)を構築し、学習と交流の機会を創出する。
・さらに専門的な知識を学習、共有するためのナレッジデータベースを構築する
SNS採用理由
児童生徒や院内教室の先生が情報共有するにあたり、利用するプラットフォームのインターフェースは『やさしい』(優しい、易しい)必要があります。
そのためメール、日記、コミュニティ、メーリングリストを包括し、フレンドリーなユーザーインターフェースを持ち合わせたSNSの利用は調査研究を行う上で最適でした。
コミュニティ機能の活用により、児童生徒と先生の学習、交流の機会が創出され、先生方同士の情報共有も行われています。
日記機能では児童生徒や院内教室の先生方が情報発信をする事も行われています。
またこれらの情報共有、発信を行うにあたりユーザ管理や情報公開のレベルコントロールが求められます。
弊社の提供するSNSプラットフォームは非公開制・事前登録制を採用しており、管理者がユーザや情報の公開レベルをコントロールすることが可能です。
これら現場のニーズに最適であるとの判断から、本調査研究の情報共有・発信プラットフォームとして弊社SNSが採用されています。